2011年07月08日

患者と猫

長崎の猫カフェのブログ,研究主任 様情報有難うございます!
しかしお店のシステムその他の公式HPらしきものが無い?多くの猫カフェがお店までの地図、猫スタッフ紹介、料金体系など必要な情報を網羅したHPを運営しておられるから、こちらのブログではどんなお店なのか解りづらいかな。開店したばかりでご多忙なのでしょうが。


BOSSの猫

普段は見ない番組である。ある日のドラマ終盤、倉庫の中に殺人犯役の坂口憲二、人質の少女と刑事たち。
「おじちゃんはいい人なの!猫にエサをくれた」と刑事に訴える少女。
身寄りのない少女と殺人犯にとって、公園の茶トラ猫は孤独をいやす存在だったようだ。犯人は逮捕される。
ドラマの殆どを見ていなかったので後半の回想場面で想像しただけだが。
「おじちゃん、どこ行くの?」「猫にエサを買ってくる」
最近「殺人犯だが、猫には優しい」という設定のドラマを2本見た。
人間不信ゆえに物言わぬ猫が心の拠り所…と脚本家がベタな発想をしているのだろうか?

患者と猫

梶井基次郎の「のんきな患者」より
「吉田の病室へ猫が這入って来た。その猫は平常吉田の寝床へ這入って寝るという習慣があるので」「不意にニャアといういつもの鳴声とともに部屋へ這入って来たときには吉田は一時に不安と憤懣の念に襲わざるを得なかった。」「吉田は猫の鼻が冷たくてその毛皮が戸外の霜で濡れているのをその頬で感じた。」「すると猫は大胆にも枕の上へあがって来てまた別の隙間へ遮二無二首を突っ込もうとした」
「方向を変えた猫は今度はのそのそと吉田の寝床の上へあがってそこで丸くなって毛を舐めはじめた」「そしてそれを何時まで持ち耐えなければならないかということは、全く猫次第であり、」
 
いつもは猫を受け入れていたようだが、今の吉田の体調はその余裕がない。
その割に観察眼が鋭い。
猫を飼っている人には思い当たる描写ではないか?

ペット店のサクラ

ナガオカケンメイ氏の「サクラなお仕事」を読む。

販売促進のために自社員をサクラとして投入する企業があるという。
いかにもありそうな話。「買い際屋」「並び屋」「住人モデル屋」「公園ママ屋」など36種のサクラが書かれている。
ところが。冒頭の「はじめに」を読むと「この本にはそんなサクラが紹介されていますが」「実際にはまったく存在はしません」とある。
そうだろうか?
氏は大変文章が巧い。説得力がある。
氏の注釈にも関わらず私が企業などのサクラの存在を信じるのは、有名人の講演会で「動員」を要請されたことがあるから。
「ペット屋」というサクラの項目。ペット店にペット購入の目的も無く、ふらりと立ち寄った時のこと。
筆者と同年齢ほどの男性がRブルー(氏は当時、その猫種を知らなかった)の仔猫を抱えて店内のトリマー室へ行こうとしていた。他の客に「きゃーかわいい」と囲まれる猫と男性。
猫を見るつもりで飼い主と目が合い、「抱いてみますか」ということに。
「こいつがテレビの画面をペロペロなめてさぁ」という男性の言葉は「店員に勧められる一種無責任なものではなくて」、ペットを飼えばどれだけ楽しいか説得力があるというもの。
そこへ筆者の心の隙間に、店員が「うちの店にも」と同じ大きさのRブルーを持ってきて畳み掛ける。
もうご想像どおり。飼い猫?を抱えた男性はサクラである。

私が某猫カフェへ行った際、お客の1人が「この店の猫の里親になったのですよ」と言う。とても感じの良い女性であった
が、何か誇張されたような過剰さであったような気もする…しかし、彼女がサクラであったとしても結果里親になってくれるお客がいるならば猫にとってはいいことではあるが。


黒白パンコ「猫の親子」11May27.JPG

黒白11July15「ペット屋のサクラ」.JPG


ニックネーム suziestefan at 15:04| Comment(2) | 猫を題材にした書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする