2012年03月16日

猫と女優

週刊誌で文豪の名作を基に、有名女優たちがグラビアで各作品のヒロインを演じる、といった企画がある。かなりきわどい写真もあり、選ばれる作品も太宰「斜陽」、乱歩「陰獣」など艶やかな内容のものばかり。解説は鹿島茂。「猫好きとマゾヒズムの公理を初めて証明した谷崎エロスの番外篇」「日本では猫好きが増えている。日本ではまたマゾヒストが増えているという。」「この事実を世界に類を見ないほどに雄弁に物語っているのが『猫と庄造と二人のをんな』である。」「しかし、彼が心の底から愛しているのは雌猫のリリーしかいない。そして、その『リリー我が命』が女たちの庄造イジメを加速させるのであり、それがマゾヒストたる庄造の喜びを倍加するのである。」
イジメ…元妻の品子は庄造の愛を取り戻す為にリリーが欲しいと言い、そこに行き着くまでに新妻の福子の嫉妬を巧みに利用する。鹿島氏の指摘で初めて気がついたが、彼の最愛の猫を奪うというのは究極の虐めである。
「猫と庄造と二人のをんな」はグラビアでは鈴木砂羽が演じていた。小説の内容とは違う印象ではあるが、共演しているペルシャ系の猫は鈴木さんの飼い猫であろうか?
確か猫好きであられるから、喜んで引き受けられたのであろう。

ちびとタマ12Feb15 (2).JPG




ニックネーム suziestefan at 15:28| Comment(2) | 猫を題材にした書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする